元本確保型(預貯金、保険) VS 元本変動型(投資信託)

元本確保型(預貯金、保険) VS 元本変動型(投資信託)

iDeCoで選べる商品は、大きく分けると、元本確保型と元本変動型の2種類があります。元本確保型は、原則として解約しても元本を下回らない代わりに、金利が低く資産の拡大はほとんど期待できない商品で、ローリスク&ローリターンが特徴です。

代表的なものには、定期預金や保険があります。一方、元本変動型は運用次第で資産が減ることもあれば増える可能性もある商品で、リスクに応じたリターンが期待できることが特徴です。iDeCoの場合は、投資信託がこれにあたります。

多くの人が「大事な年金が減ってしまうことだけは避けたい」と元本変動型のリスク面を怖がり、元本確保型の商品を選んでしまいがちです。しかし元本確保型にも落とし穴があります。預金のように金利が低い商品では、毎月国民年金基金連合会や事務管理をしている信託銀行に支払う手数料の負担分が金利収入を上回り、結果として元本割れとなる危険性があるからです。

http://xnode.be/869
http://プレスリリース.com/articles/1229
一方、iDeCoのような長期運用では、投資信託分散投資が効力を発揮し、長い目で見れば大きな運用益を出す可能性も高いのです。

iDeCoのメリットの1つは、運用商品の組み合わせを自由に設定できることです。価格が変動する元本変動型が怖いという人も、例えば元本確保型と半分ずつ積み立てていくことで、資産がどのように増えていくのかを少しずつ実感していけるでしょう。

投資信託とは?

元本変動型商品である投資信託についてもう少し詳しく見ていきましょう。投資信託とは、投資家からお金を集め、プロが投資家に代わってお金の運用する金融商品です。投資対象には、日本株、外国株、日本債券、外国債券など幅広い選択肢があります。

日本株1つとっても、自分で投資しようと思うと、1つの銘柄で10万円以上必要となってしまう場合があります。投資信託なら、1本でいくつもの銘柄に投資されている場合が多く、1万円の投資信託に投資するだけで、自動的にいくつもの銘柄に投資しているのと同じことになるのです。

投資信託の中には、グローバル株といった世界の株式に投資していくタイプもあります。そうなると、約1万円で世界の株式を買うことができるわけです。投資家がお金を持ち寄る仕組みだからこそできることであり、難しい銘柄選びは全てプロにお任せ、あれこれ調べたりする必要がないというメリットがありますhttp://www.karadakara.com/note/my/record/day/20170913_8gd7.html
http://faeroiaueor.on.omisenomikata.jp/diary/1711619


投資信託1本で分散投資が可能ですが、投資対象や地域が違う投資信託複数本に投資することで、さらに手軽に分散投資できる点が最大のメリットとなります。

iDeCoのような長期運用では、この投資信託を利用した分散投資は大きな力を発揮します。手数料や信託報酬と呼ばれるコストを考慮してもなお、長いスパンで見ると、元本確保型の金利分を超える運用益を出す可能性が高いのです。同時に、値下がりリスクも持ち合わせた商品である、ということも理解する必要があります